DIGIT通信journal

DiGiT通信 Vol.21 -リスクの顕在化における客観性の重要さ-

2019.03.13

 

第21回:コラム「リスクの顕在化-調査をするときの留意点」

見えないリスクを顕在化させることは、古くから挑戦されてきました。BBAでは「リスク認知率」として数値化しています。BBAの考え方は、「職場で見たり聞いたりしたことがあるか」という観点です。「あなたはリスクを冒していますか」とは聞きません。リスクは主観ではなく客観でとらえるべき、という考え方がBBAの根底にあります。主観的に「そろそろ危ないんじゃないか」「ボツボツ壊れてしまうかも」といった根拠のない判断は、「まだ大丈夫」「何とかなるだろう」というのと同じなので、見えないリスクをより見えなくする可能性を抱いています。

「あなたはセクハラしたことがありますか」という質問に「はいあります」と回答する人はまずいません。でも、「職場でセクハラを受けている人を見かけたことがありますか」という質問だとどうでしょうか。「見た」「聞いた」は客観的な見聞を確認しているので、回答は「客観的」なものになる確率が高まります。同様に「職場で会社の物品を持ち帰る人を見かけたことがありますか」とか「職場で会社を辞めたいと考えている人を見かけたことがありますか」というような質問も同じことです。「あなたは会社の物品を持ち帰っていますか」とか「あなたは会社を辞めたいと考えていますか」と聞いては、「はい」と回答する人は極めてまれでしょう。

可視化は客観的でなければならない、そうでないと間違った判断の根拠となってしまい、余計にリスクが高まります。主観は回答する人によって変わってしまいますし、変わってしまうと正確なデータにはなりません。職場の調査をするときの留意点の一つです。

執筆者:三浦才幸

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