DIGIT通信journal

DiGiT通信 Vol.16 -企業価値は人の価値:人事部時代の体験より-

2019.02.06

第16回 「人事部時代エピソード-企業価値は人の価値-」

~前回の続き~

9年間にわたった人事関連業務を経て、同社法務部へ異動。その後上場を目指していたITベンチャーに転職しました。ここでは主に、経営企画、米国子会社経営、上場準備、管理業務全般と、目まぐるしく働きました。

人事という専門職的な仕事の経験は、その後も大切な宝物として自分に存在し続けるのですが、その底流には「見えないものを可視化する」というメーカーの泥臭く、しかし大切な基本が息づいていると実感します。

12,000人もの社員の人事部門。全ての人の事が見えているわけでは当然有りません。だからこそ、従業員代表組織とのコミュニケーションやアンケート、社員食堂での何気ない会話から社員の実態を知ろうとしていました。数値化=可視化ではありません。が、数値化はとても重要な手掛かりの一つとして位置づけられるべきものです。可視化のプロセス、そこには社員を思いやる人事を担う者としての基本があり、社業や製品の充実を旨とする組織のあるべき姿があると確信しています。人事を担う者が数値を読み解く役割はまさにここだと思います。

「HRテックは合理化手段」と誤解している人が多くかつ、モチベーションという耳あたりの良い言葉をキャッチコピーにしている広告を目にすると、とても残念な思いになります。人事やHRテックは、決して合理化のためだけの役割やツールではなく、働く人と組織、会社の最適化を目指すためにあることが最も重要なことだと思います。

自分が経営に携わったシアトルの会社は、日本人が拍子抜けするほど「ウエット」でした。自分が出張すると人懐こく報告してきたり、「こんな技術があったら、世の中が便利になる」そんなアイデアを子供のように目を輝かせて話しかけてきます。そんな社員、風土、組織ができるお手伝いこそ、HRテックの目指すものだと思っています。

ちなみにそのシアトルの会社は売上高の15倍で大手企業に買収されました。企業価値は人の価値、それを実感されられました。

執筆者:三浦才幸

>>DiGiT通信バックナンバーはこちらから https://www.digit.co.jp/info/journal


最後までお読みいただきありがとうございます。
ディジットでは、企業の健康と成長を支援する、ストレスチェックおよび組織行動診断ツールをご提供しております。

 

【お問合せ先】
担当営業、または mailmag@digit.co.jpよりお問合せくださいませ。

株式会社ディジット
東京都港区西新橋2-8-4 寺尾ビル2F Tel:03-6205-7347
HP:http://www.digit.co.jp/  Facebook:https://www.facebook.com/digit.scbba/